東国三社

【東国三社とは】
茨城県南部と千葉県にまたがる地域に「東国三社(とうごくさんしゃ)」と呼ばれる三つの神社があります。
鹿島神宮、香取神宮、息栖(いきす)神社は東国三社として信仰のあつい神社であり、現在でも東国三社参り(三社を詣でる事)が行われています。
三つの神社が「東国三社」と併せて呼ばれるのは、それぞれに祭られるタケミカヅチ、フツヌシ、アメノトリフネの三柱の神が、アマテラスに天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来しています。

「東国三社巡り」は、江戸時代に「お伊勢参りのみそぎの三社参り」と呼ばれるほどあつい信仰を集めた旅でした。東国三社は、今、自らの道を見据え、要となる決意を支えるための場所として、再び注目を集めています。2000年以上の歴史を持つ貴重な聖地であり、あつい信仰を集めた歴史ある神社です。

【謎のトライアングル】
この東国三社を地図上で結んでみると形のよい直角二等辺三角形が浮かび上がってきます。鹿島神宮と香取神宮を結ぶ線は約12000m、 鹿島神宮と息栖神社の間は約9000m、息栖と香取は約8600mとのデータがあります
そしてこのトライアングル内では様々な不思議な出来事が起こるといううわさも…
更にこのトライアングルを中心に周辺の神社を結ぶと、とても意味のありそうなラインがいくつも浮かび上がってくるといいます。

古代遺跡に多くみられる「レイライン」
レイライン(ley line)とは、古代の遺跡などで直線的に並ぶよう建造されたものがあるという仮説のなかで、その遺跡群が描く直線をのことを言います。レイラインが提唱されているケースには古代イギリスの巨石遺跡群などがあります。
東国三社をレイラインという観点から鹿島神宮を見なおしはじめたのは、この数年のことだといいますが、そのような視点で見てみると、一見地味な日本の神社も海外の有名な遺跡に決してひけをとらないものなのだと感じます。そして人がなぜ神社に魅かれるのかがわかるような気がします。
土地の持つ力が溢れ、大きな木々に囲まれた境内はとても広く、この神社を取り巻く静かで神秘的な雰囲気が、訪れた人々をやさしく包み込むような包容力の深さを感じさせるのです。

皆さんも、是非東国三社巡りをしてみてください。

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