一之宮貫前神社

一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)は千年余を経た古木に包まれ、あたりは荘厳な空気が漂います。
延喜式神名帳に名神大社として列せられている名社です。
安閑天皇元年(531)に武神である。経津主神(ふつぬしのかみ)と農耕と機織の神である比売大神(ひめおおかみ)が祀られています。

参道を下った低地に社殿がある全国的に珍しい構造で、本殿・拝殿・楼門は寛永12年(1635)3代将軍徳川家光の再建、5代将軍綱吉による大がかりな修理を経て今日に至ります。本殿・拝殿・楼門は国指定重要文化財です。
同じく階段を下る熊本の草部吉見神社の案内には、日本三大下り宮として、
一之宮貫前神社、草部吉見神社、宮崎の鵜戸神宮が紹介されていました。

また桜の季節には、鳥居へ向かう参道を覆うようにソメイヨシノが咲き誇ります。
年末年始も、たくさんの二年参りや初詣客で賑わっています。

ご祭神:
経津主神 (ふつぬしのかみ)
比賣大神 (ひめおおかみ)


ゆかりは古し貫前神社

上毛かるたの「ゆかりは古し貫前神社」でも知られる貫前神社は、参道を上がった位置にあるのが一般的な神社の造りですが、この神社は石段を下がったところに社殿があるつくりでも有名です。
また、境内にあるスダジイとイチョウの巨木は樹齢約1000年と長い時を刻み、圧巻の迫力です。


『無事かえる縁起』

「無事かえる」は貫前神社所蔵の重要文化財「白銅月宮鑑」にあらわされている「かえる」と戦時中のかえる形のサルノコシカケに
ちなんでつくられました。
また、「無事かえる」は、「無事に帰る」、「無事に帰ってきてほしい」という願いがこもっている御守です。

所在地:
群馬県富岡市一ノ宮1535

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